
水晶体が濁る病気を白内障(はくないしょう)といいます。
白内障の種類には、「先天白内障、併発白内障、老人性白内障、外傷性白内障」があります。これらの中で最も多いのが老人性白内障です。
老人性白内障は年を取ると白髪が多くなるのと同じで、一種の老人現象と考えたほうが良いでしょう。したがって、人によって程度の差こそあれ、年を取れば必ず起こるものなのです。進み方の速さや濁りの度合いは人によってまちまちですし、視力の落ち方も人によって違います。

薬による治療、目薬、飲み薬、漢方薬など、白内障用のお薬はありますが、治すものではなく進行を遅くするもだとお考えください。白内障の治療としては、手術が一般的になっており、非常に高い成功率を収めています。
白内障手術
白内障手術には、濁った水晶体を全部取り除く、水晶体嚢内摘出手術と水晶体嚢を一部残して中身だけ取り除く、水晶体嚢外摘出手術とがあります。手術器械や技術の進歩によって、水晶体嚢外摘出手術が多く行われるようになりました。ほとんどの場合、水晶体嚢外摘出手術後の水晶体嚢の中に眼内レンズ挿入を行います。

眼内レンズ挿入
白内障手術では水晶体を取り除くのですから、それに変わる働きをするものが必要になります。 最近では、手術機器や医学の進歩により、変わるものとして眼内レンズ挿入が行われる場合がほとんどになってきました。眼内レンズは水晶体のあった位置に埋め込むため、周辺部まで自然に近い視力が得られます。また異物感や取り外しの必要がなく、一度挿入すれば、ほぼ永久に使用することが出来ます。適応をしっかり決めれば、きわめて安全な手術といえます。糖尿病のある方、ぶどう幕炎や網膜剥離などの眼の病気にかかった方などは、眼内レンズ挿入手術は慎重に決める必要があります。























